きっと「秒速5センチ」だったら借りてなかったと思います。
「秒速5センチメートル」所謂ジャケ買いみたいな感じです、タイトル借り。
『秒速5センチメートル』(びょうそくごセンチメートル)は、2007年に公開された日本のアニメーション映画作品。監督は新海誠。同年のアジアパシフィック映画賞において、「Best Animated Feature Film」を受賞した[1]。
キャッチコピーは、どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか。 wikiより
予備知識ゼロで借りたので、そのまま再生ボタンを押してみる。
驚いたのは景色描写の奇麗さ、見とれてしまいました。
桜の舞う道、雪の降る夜、手が届きそうな星空、新宿のネオン。ストーリーが気に入らなくても、映像だけで満足出来るんじゃないでしょうか。
あと山崎まさよしさんのファンの方も嬉しいんじゃないでしょうか、主題歌として「One more time One more chance」が随所に使われています。オルゴール風、ピアノ、歌と映像がリンクしたPV風、僕もファンなんでこれは嬉しかったです。
内容はというと、主人公、遠野貴樹とヒロイン、篠原明里の物語。初恋の行方ってやつです。
30歳男性が観て面白いと思えたので年齢性別問わず楽しめるんじゃないかと思います。大人の方は「あーそういうことあった、あった」って思えるかもしれないし、年が主人公と近い方だとばっちり感情移入できそう。
短編アニメーション映画ということで、三本の短編から構成されています。
「桜花抄」「コスモナウト」「秒速5センチメートル」の三本。
「桜花抄」は小学生〜中学生、「コスモナウト」は高校生、「秒速5センチメートル」は大人になってからが舞台になってます。
詳しいストーリーや感想を書きたいんですけど、ネタバレ嫌いな人もいるでしょうからガマン。
文字にしてもきっと奇麗な物語になる気がします。と思っていたら小説版もあるみたいですね、探してみよう。
物語とは関係ない感想を一つ。
秒速5センチメートルって言葉、いいですよね。見た瞬間、もどかしさというか、なんとも言えない切なさを感じました。ゆっくりと落ちていく。そう、進んでいくんじゃなくて、落ちていくイメージ。
奇麗な言葉。
この言葉から全てのストーリーが膨らんだんでしょうか、そうだとしたら人間の想像力ってすごいですね。
「秒速5センチメートル」この言葉にちょっとでも心が動いたなら、観てみる価値ありだと思います。
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