伊豆大島 5 バームクーヘン地層

日本

三原山を後にして向かったのは、有名な地層断面がある場所。
地層とかあんまり分からないんだけど、彼女が地理地層が好きでどうしても行ってみたいと。行ってみましょう。
「地層断面」っていうバス停があるみたいなのでバスでも行けます。

地層断面

島の南西側、元町港から波浮港に向かう島一周道路沿いにある「地層大切断面」は、伊豆大島の火山噴火史を物語る地層の大切な断面です。およそ100~150年程度に1回という大噴火によって降り積もったスコリア・火山灰主体の降下堆積物が幾重にも積み重なり見事な縞模様をつくっています。
外国の火山研究者にも広く知られた自然遺産的断面で、高さ30m・長さ600mにわたって続き、その美しさから地元では『バームクーヘン』とも呼ばれています。起伏に富み、一見褶曲のような見かけですが
、火山体斜面の尾根と谷の繰り返し地形を覆って降り積もった堆積物が斜面勾配と直角に切られて見せた断面です。低い谷の部分には溶岩が流れ込んでいるのも見られます。

引用にも書いてあるとおりバームクーヘンみたい!
興味なかったんだけど目の前で見るとたしかにすごい、これはなんか歴史を感じる。
地層を見ると色んな事が分かるらしく、地層について色々と教えてもらいました。
いつ火山が噴火したのか、その周期はどのくらいなのかとか、化石とかみつかればその当時の生態系とかまで予想できるらしいです。ロマンですね、考古学者の方はこういう事を仕事にしてるのかな?

 

どうでしょう、ちょっとすごいと思いませんか?
眺めているだけで色んな想像が膨らんできます。
例えば100年後、いや1000年後にはこの上に新しい地層が一層積み重なるんでしょうか、いつもより大きなスパンで時間を感じます。
先の事って、考えてもせいぜい10年後くらいまでですよね、よっぽど考えてる人でも自分が死ぬまでくらいじゃないでしょうか。
でも自分がいなくなっても、時間は多分積もっていきます。
自分が生まれる前にも、ちゃんと積もってるわけです。
もっと大きく捉えるべきなのかもしれないなと思いました。
今日、明日のことだけじゃなくて、もっと先の未来や、昨日、一昨日よりずっと過去の時間。
目の前のこととずっと先のこと、なかなかつながりは見つけにくいけど、きっとどこかで繋がっているんだろうな、と思います。

そんなことを考えながら30分、彼女はまだ一生懸命写真を撮ってはぶつぶつ一人で考え事をしております。

だ「そろそろ移動しよーよ」

彼女「そうだね、そろそろ行こうか….あれ、私ヘルメットどこやったっけ?!」

だ「え、どうしたの?」

彼女「いや、ヘルメットがないの!どこ置いたっけ???」

だ「いや、30分前からずっとかぶってるけど…」

彼女「…..さあ、行こうか」

この人はまず今に集中した方がいいですね、地層よりも大事な事があるんじゃないの?と思いながらぐっと言葉を飲み込みました。

 

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