インド 9 アーユルヴェーダ体験

インド

朝起きたら具合が悪い、一歩も動きたくない。
何故こんな思いをしてまで旅行するのかって聞かれても分かりません。
あえて言うなら行きたいからでしょうか。

実は本日アーユルヴェーダを体験しようということで、出発前に予約してきたんですね。
インドではアーユルヴェーダはれっきとした医療という扱いなので、不幸中の幸い、これからメンテナンスに向かうとします。

少し遠いところに医院があるのでリキシャーで移動。
いつものように交渉してると
「お前顔色悪いな、大丈夫か?指定の場所は遠いから、リキシャーよりタクシーのほうがいい、お金はいらないからタクシースタンドまで連れていってやる」
おお、なんて優しい!
しかもタクシーの運賃交渉を彼がやってくれて、ほとんどタダみたいな値段で目的地まで!
「彼は病人なんだ、絶対ふっかけるなよ!」
ってタクシーの運転手に念押しまで、もう好き!大好き!

彼ともまた偶然の再開を果たすんですが、その時も心配してくれてありがたかった。

JIVA AYURVEDA

目的の医院がこちら、ちゃんとしたクリニックですね。
しかし、看板に書いてるオープン時間になっても開かない。
階段の前で看護師さん2人と仲良く待ちぼうけ。
ただ待ってるだけもつまらないから朝食でも、とふらふらしてると見つけました。

サブウェイ

いやほんと嬉しい、体に優しそう。

ここでもベジ、ノンベジ選べてもちろんベジで。
そう、インドに限らずアジアを旅する時に困るのが高額紙幣が使えないこと。
おつりがないんですね、何故か知らないけど。払いたいのに受け取ってくれないこの不思議。
こういう世界的フランチャイズ店でもそうなんだから、きっともうしょうがないことなんだろう、受け入れてこっちで小銭管理したほうがいいです。
やっとクリニックで診察してもらいます。
「英語は出来るの?」
「ちょっとだけなら、でも医療系の単語はまったく分かりません」
「Oh, big problem…」(それは手強い問題だね…)
丁寧に言葉を変え説明を変え僕らに伝えてくれる先生、大変ご迷惑をおかけしました。
なんとか診断も終わり先生の一言
「アーユルヴェーダと薬、どちらの治療にしますか?」
彼女「2人ともアーユルヴェーダでお願いしますキリ」
????!
ちょっと待て、俺は薬でしょ?!点滴とかがいいって、ケミカルでいこうよ!
って力なく言ってみたものの早速服を脱がされアーユルヴェーダ開始。
体は悪寒と下痢でガクガクブルブル、ほんとに効果あるのか。
実際すごく気持ちよかったしリラックスしました、が、まだ体は大声で不調を訴えます。
きっと体調がいいときだとめちゃくちゃリラックスするんでしょう。
シロダーラっていう、眉間にあったかいオイルをたらすのがすごく気持ち良くて、体調万全で是非もう一度やってみたいですね。
ただこの後ずっと髪がオイルまみれでベタベタ、シャンプーとかしてくれないあたりがインドクオリティー。
このときはまあそんなもんかなと思ってたけど、今思うとシャンプーまでセットにするべきだと思いますよ先生。
インドでパスタ
ちょっとインド味にも飽きてきたし、早めの夕食はホットサンドとパスタ。
こんなに体調悪いのによく食うなと自分でも思う、でも食べないと回復しない気がして必死に流し込みます。
イギリスの植民地だった影響もあるのか、意外とホットサンドが美味しい、どこの店もはずれがない。
インド味に飽きたら試してみるといいですよ。
インドでも探せばいろいろ食べられます。
リキシャーにガソリン補給
帰りはリキシャーでのんびり移動。
あんまり効果ないと思ってたアーユルヴェーダですが、気のせいか体調が少しよくなったような気がします。
後で調べたら、不調によっていくつもの施術パターンがあるとかで、実は東洋の神秘的な効果のある治療法なのかも。
さて、旅もこれから後半戦へ。
明日はガンジス川の街、聖地バラナシへ!
少しでも体調を回復するべく早めに布団に潜り込みます。

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