インド 12 ガンガーでボート

インド

バラナシの一番の見所はガート、ということでとりあえず川辺へ。

ガートとは、岸辺から階段になって河に没している堤のことで、みなこのガートで沐浴をします。
84のガートが並び、中には火葬場として使われているものもあります。
有名なのが、ワルナーサンガム、パンチガンガー、マニカルニカー、ダシャーシュワメード、アッスィーという5つのガート。
ホテルから一番近いラリターガートへ出て、そこからボートで移動することに。
ボートはすぐ見つかります

ボートももちろん交渉制、さっとまとめて乗り込みます。

上流へ向かって漕ぐ
河から街をみると、神聖な場所だという雰囲気が感じられます。
路地はあんなに汚いのに、遠目からだと地上の楽園。
ミールガート
ダシャーシュワメードガート
沐浴する人

ナーラドガートまで行ってボートを降りるとトラブル。
流れが早くてボートを漕ぐのが大変だったから倍よこせって言われてさすがにキレました。
「お前は嘘つきか?交渉してお互い納得して決めたことを守らないのか?約束の額を受け取るか、これ以上いろいろ言うなら払わない、決めろ」
まくしたてたら渋々受け取って消えていきました、罵声とともに。
正直払ってもいいんです、たいした額じゃないから。
でもフェアじゃないのが嫌なの、どうしても。
サービスを提供した対価として受け取るお金はいくら受け取ってもいいと思う、僕だって納得すればいくらでも払います。
他のボートに乗ったとき「今決めた額でオッケーだけど、一生懸命案内するから、もしそれが気に入ったらもう少し上乗せして払ってくれないか?」って言われたときはとても気持ちよかったしだいぶ多めに払いました。
とてもフェアですね、みんなそういうふうにすればいいのに。

野良犬
少し疲れたので休憩をしようと、おすすめされたSALAというレストランを目指すことに。
ここ、日本人の女性2人が経営してるらしい。
とても美味しいと現地の人が言うんだからきっと間違いない。
路地を彷徨う牛
また不思議な街の中に入り、いろんな人に道を尋ねながらようやく到着。
路地に面したオープンテラスのお店。
よく手入れされたラブラドールレトリバーが尻尾をふって歓迎してくれました。
経営者の女性2人にバラナシの見所など教えてもらいながらチキン丼を頂きます。
ぶれてますが…
わりと美味しい、けど日本の味ではない。
調味料とか色々手に入らないそうで、苦労しているらしい。
食事中30分ほど停電、これも日常茶飯事らしく、氷などがつくれないそう。
話を聞かせてくれた彼女はまだ若く、インドの魅力にやられて移り住んだらしい。
「不便だし汚いし、人はなれなれしいし、良いとこなんかなさそうなんだけど…それでもここが好きなんです」
そう言って笑う彼女はほんとに楽しそうでした。
食事中、隣のテーブルにいたSさんご夫妻と仲良くなって色んな話をしました。
50代のご夫婦で、長期休暇は必ず海外に出かけていて、今回、まだ元気なうちに一度はインドを訪れてみようということでやってきそう。
Sさん達はインド疲れでもう帰りたいらしい。
彼女も正直疲れきっていて、わりとインドに適応してるのは僕だけのようです…
ということで、せっかくだし4人で行動しましょうと提案、日本語が通じる環境で過ごせば少しは楽しくなるかも。
話はまとまり、これからビールをひっかけて夜の祈りの儀式を見に行く事にします。
こういう出会いも素晴らしい思いでになります。
少し体力も気分も回復して、店を後にしました。

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