タイ 1 出発

タイ

今回から、タイ旅行の記録を旅行記形式で書いていきます。

 

旅行はいつも突然に

出発

プルルルル

プルルルル

プルルルル

ガチャ

?「もしもーし」

だ「もしもーし、まこつ久しぶり!今ちょっと時間ある?」

まこつ「大丈夫、どしたと?」

だ「あのさ、3ヶ月後タイに行くから一緒に行こう」

ま「は?タイ?」

だ「そう、タイ!パスポートあるよな?後は休みがどれだけとれるかやな!頑張って交渉してたくさんとってね!」

ま「いやいや、ちょっと待って…」

だ「でね、航空券も探せば安いのあるから、適当に取ってさー、まこつは福岡から乗るから現地で待ち合わせでいいよな?」

ま「いやいや、だからまだ行くとは言ってn」

だ「じゃあそういうことで!よろしく!」

ガチャ

ツーツーツー

 

3ヶ月後

それから3ヶ月後、タイへの飛行機に乗るため羽田に向かう僕の携帯に一通のメールが届きました。

ま「ヘルプミー タイ コワイ」

日程が合わなかった為、1日早く単身タイへ飛んだまこつおじさん(彼は僕の同級生なのでおじさんではありません、あだ名です)はすでに東南アジアの洗礼を受けているようです。
彼は初めての海外一人旅でタイ、しかも着いた初日にアユタヤまで行こうっていう素晴らしい根性の持ち主です。
何でも空港からバスターミナルまでタクシーを利用したところ、タクシーの運転手がターミナルの場所を知らずに完璧な迷子になっているそうです。
しかもタクシードライバーはタイ語オンリーで英語が全く分からんらしい。

ま「タイコワイ オウチ カエリタイ」

ヤバい、面白い。
羽田行きバスのふかふかシートにもたれ、すでに冒険真っ最中な彼を思い浮かべます。
そして思います。よくタイまで行く気になったな、と。
あんな電話でタイまで行かないよね、普通。
ノリですね、ノリは本当に大事です。おかげで今、彼は日本では味わえないスリルを体験しています。
隣に座る彼女(とも)にまこつの状況を説明し、そっと目をつぶりシートに身体を預けます。

とも「アホか!助けろ!」

怒られました。そうですね、ここはヘルプが必要です、すっかり忘れてました。

だ「まこつ落ち着け!すぐに現地ヘルプと繋ぎます」

プルルルル

?「ハローだっぴ、元気?」

だ「ハローさんちゃん、元気だよ。今から羽田行くよー。ところで俺の友達がタイで悪徳タクシーに捕まったらしくヘルプが出てるから、ちょっと助けてあげてくれない?」

さんちゃん「ははーん、オッケー。じゃあすぐに電話するから」

だ「よろしくー」

頼りになる男である。

さんちゃんはタイ在住のナイスガイ。さんちゃんとは日本で友達になり、年が2歳違うのにすぐ意気投合して飲みに行くようになり、その後2年ほど前からタイに赴任しております。
今回のタイで久しぶりに会おうと思って連絡を取っていたのがこんなところで役に立ちました。

羽田でチェックインを済ませて彼女と一緒にぼけーっと待っているとグループメールが届きます。

ま「さんちゃんのおかげでなんとか目的地にたどり着けそうです。僕はジャパンマネーの力を使ってタクシーでアユタヤまで行くことにしました。シーユー」

だ「おっけー、じゃあ明日の夕方、カオサンのケンタッキーで会いましょう。今から飛行機乗るからしばらく連絡出来ませんので、気をつけてねー」

さ「みんな気をつけてね、後日タイで会えるのを楽しみにしています」

平穏な日本を飛び出し、カオスな東南アジアへ向けていざ出発!

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました