前回までのあらすじ
なかなかできない貴重な体験は、衝撃的な内容でした。
タイの屋台メシ
満身創痍の3人と屋台で夕飯を食べるため、ちょっと歩いて移動します。
さんちゃん曰く、タイの屋台は衛生管理とかめちゃくちゃだから、絶対火の通ったものだけにしたほうがいいとのこと。出来ればその場で加熱調理してもらった作り立てがベターだそうです。いや、出来れば食べないほうがいいと言われました。
そうは言っても屋台飯は安いし美味しいし、お金があっても毎回レストランじゃ飽きますからね。僕は屋台好きですよ。
みんな大丈夫だということで、今回の夕食は屋台で現地味を楽しみます。
ちゃんとビールもおいてるしタイの屋台飯はほんとに美味しい。多少お皿が汚いのが気にならなくもないですが、大丈夫でしょう。
さんちゃんオススメのサテと餅米のコンボが最高でした。これは屋台じゃないとなかなか置いてないらしいので、見つけたら是非トライしてください。
シロッコ
さ「さあ、そろそろシロッコに行こうか」
だ「そうだね、もうかなり遅いけどまだやってるのかな?」
さ「大丈夫、遅くまでやってるから」
……
シロッコがあるホテルの車寄せに到着してエントランスロビーを進みます。
さっきまで庶民派のタイだったのに、ここは間違いなく高級ホテルです。さんちゃんに借りたローファーにユニクロ7分丈パンツで歩いていたら従業員からガン見されました。オシャレじゃなくてごめんなさいね!
エレベーターで最上階まで一気に上がります。
ドアが開き、深々とお辞儀をされ服装チェックをされます。明らかに僕のチグハグな服を見てたけど何とかパスして無事入場。何度もいいますけど変なコーディネートでホントごめんなさいね!
これはすごい。絶景です。
シロッコは高層ホテルのルーフトップバーです。屋内席もあるから雨でも安心。
しかしせっかくのルーフトップバー。思いっきりこの開放感を味わうには晴れた日に来るのがベストだと思います。
4人で改めて乾杯。コーラ3杯とビール1杯で1400B(約4200円)です。その値段設定おかしくない?今のホテルに2泊出来るんだけど、どーなってんのこれ?
まあここまできてケチ臭いこと言わなくてもいいか…せっかくの旅行だし、贅沢する場面があってもいいや。
まこつとフェンスにもたれて一服します。
ま「いやー絶景やな。こんなところがあるんやなー」
だ「そうやなー、これはすごいなー」
ま「いつか俺、彼女を連れてここに来るわ」
だ「いいね、それ!きっと幸せだろうね」
ま「何言ってるの、すでにだっぴは今日一緒に来てるでしょ」
忘れてた、そういえばそうだった。その彼女はどこに行った?
だ「そういえばどこいったんだろう?」
ま「そういえばさんちゃんもおらんよな?」
だ「多分2人でどっかいるんじゃない?いずれ戻ってくるでしょ」
その夜、バンコクの夜景を見ながら、僕とまこつは人生について語ったり、人として守らなければならないモラルについての議論をしたり、まこつの女性の口説き方をレクチャーしてもらったりしながら長い時間を過ごしました。彼女を完全にほったらかしたまま。
割と楽しかったです。
さ「おーい、そんなとこにいたのかい、そろそろ閉店だから俺等も帰ろうぜ」
だ「もうそんな時間か。2人ともどこにいたの?」
と「さんちゃんと人生について語ってたよ」
高いところにいると人は人生を語るのかもしれません。何故でしょうか、ちょっと大きな話をしたくなる様な気はします。
楽しい夜の終わり
………
さ「カオサン着いたよー」
だ「さんちゃん本当にありがとう!今日はめちゃくちゃ楽しかった」
さ「どういたしまして。また帰るまでに遊ぼう。まこつはもう帰るんだっけ?また日本で会おう」
ま「絶対遊ぼうや。つかまたタイ来るし」
さ「だね!絶対だよ!じゃあまたね、チャオー」
時刻は午前2時、まこつはまだ飲み足りないと言うのでAちゃんのお店に行き、閉まっていたのでしかたなくクラブへ行き、そこでダウンした彼女をホテルへ届け、2人で行ったマッサージ店でまこつが男に口説かれ、その後も2人で朝の5時まで飲んだくれていました。
長い夜は、明け方にようやく終わりました。
子供みたいに、疲れ果てて眠るまで遊び倒した夜でした。
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