タイ 6 妖怪

前回までのあらすじ
タイ在住　さんちゃん
ASIATIQUE

前回までのあらすじ

朝のランブトリ通りを楽しんだあと、寝大仏で有名なワットポーへ。

煩悩を捨てるため、108枚のコインをツボに入れてみたものの、コインが全然足りなかったです。

その後、ワットポー隣の公園でタイのコーディネーターと合流しました。

タイ在住　さんちゃん

だ「さんちゃん久しぶり！元気してたー？」と「久しぶりー！」

ま「はじめまして、まこつです」

さ「みんなようこそー！とりあえずお茶しよう！外は暑いから店入ろう、ついてきて！」

ずいずい進む

現地に住んでる人ならでわのガイドブックにないエリアにガンガン進んで行きます。突き当たりはチャオプラヤ河に面したシャレたレストラン。

フルーツ盛り合わせ

ココナッツアイス

いちいち洒落ておる

さ「いやーみんなタイまで会いにきてくれて本当にありがとう！」

さんちゃんに会うためだけにタイに来た訳ではないけど、さんちゃんに言われるとそれでいいような気がしてきます。相変わらずのハイテンションなナイスガイです。

元々彼女の友人のさんちゃんは僕とまこつの2歳年下。でもそんなの全然気にせず接してくれる彼が僕は本当に大好きです。そういえば前、実家に遊びに行ってさんちゃんの家族とWiiゴルフやったなー、懐かしい。

2年ぶりの僕たちはその間の色んな報告を、初対面のまこつはとりあえずタイの話をしてもりあがります。さ「ところで今日どこに行きたい？どこでも案内するよ！」だ「俺シロッコ行きたいんだよねー」

さ「おっけー、じゃあそれは最後に行こう、高いから行くだけでいいよ、あそこは」

と「私はショッピングセンターとか行ってみたいなー」さ「おっけー、じゃあ新しく出来たとこ行こう」彼女がトイレに行きます。

ま「ところで…さんちゃん、俺、ゴーゴーバーに行きたいんだけど」

さ「あのさぁ…まこつ」

ま「え、何？そういうお店は行かない？」

さ「行かないわけないだろう！」

お知らせが遅くなりましたが、さんちゃんもまこつに負けず劣らずのエロガッパです。
今僕たちのパーティーは清廉潔白男子１人、常識的な彼女１人、妖怪エロガッパ２匹、の計4人となっております。
タイのエレファントことまこつおじさんと、歩く風◯紙ことさんちゃん。
どうでしょうかこれ、今日はただでは済まない予感がビンビンしますね。

ま「ピンポン球投げれるかな？！」

さ「おーいけるんじゃない？聞いてみるよー」

ちなみにゴーゴーバーっていうのは、日本では聞いた事ない形態のお店です。とりあえずリンク張っておきます、興味ある方はチェックしてください。

こちら

最近では「ハングオーバー２」の中でゴーゴーバーの下りが出てきて、それで知ってる人も多いんじゃないでしょうか。シロッコも舞台として登場してました、それが原因か知らないけどバンコクの観光名所らしいです、ハングオーバーシリーズ面白いですもんね。
ちなみに映画の中ではゴーゴーバーでピンポン球を投げまくるシーンが出てきたと思います。ピンポン球がチップみたいなシステムらしいんです、そしてめっっっちゃ楽しそうなんですよね。是非投げたい。ゴーゴーバーに限らずピンポン球はス◯◯ップショーの定番らしいですけどそんなの行った事ないからタイでデビューも悪くない。
清廉潔白な僕ですが、さっき108枚のコインをツボに入れられなかったことですし、ピンポン球をステージに投げ入れることでコインの代わりとしましょう。

問題は彼女がそんなお店に行けるかどうか。普通女性はイヤですよね、男の遊び場だしそんなとこ行こうとは思わないと思います。
しかし今、目の前では妖怪エロガッパ２匹が狂気の笑みを浮かべ、完全に常軌を逸した目が強烈な妖気を発しています。
この禍々しい雰囲気に水を差すのもあれなんで、彼女には申し訳ないけどとりあえず出たとこ勝負で詳しく説明せずに行ってみようと思います。

さ「じゃあ今日のコースも決まったし、まずはみんなの宿にもどって着替えよう。さすがにだっぴのタイパンツじゃシロッコ入れないから」

だ「おっけー、じゃあタクシー捕まえようか」

さ「イヤ、俺車だから大丈夫だよ」

さんちゃんはタイ支社の駐在員なので、会社から運転手付きの車が支給されているそうです。交通事情の悪い国では公共機関での移動は推奨されず、自分で運転なんてもっての他。必ず運転手付きの社用車で移動するよう義務づけられているそうです。最低でも必ずタクシーを使えと。素晴らしい、さんちゃん素晴らしいよ。

さっきまで10Bの違いでトゥクトゥクを選んでいたのに、無条件でふかふかのシートに腰掛けての移動、天国すぎる。