前回までのあらすじ
マレーシアでトランジットして、タイのドンムアン空港に到着。
バスでカオサンストリートへ移動してきました。
まこつおじさん登場
まこつおじさんとの待ち合わせは4時、今は3時。会えてよかった。ま「早めについてブラブラしとったら何か聞き込みしとる3人組が見えてさー、近づいてみたらだっぴ達やったわ」
だ「そかそか、会えてよかった、こちらI君、さっき会ったの」
I「こんにちは」
と「まあとりあえず一杯やろうよ、私ビール買ってくる」
お気づきかもしれませんが、今僕たちは全部で4人います。なのに彼女が買ってきたビールは3本です。I君のビールは?
ビール飲みながら立ち話して、ゲストハウスの場所もなんとか分かり、I君と連絡先交換して別れました。
カオサンでホテル探し
無事合流出来たので、続いてはホテル探しです。灼熱のカオサンをバックパックを背負い徘徊する3人。何度も言うようですが、
屈強なバックパッカーには何ともないことです、しかし似非バックパッカーの僕には死ぬほど辛い。
しかしタイの物価も上がっているようで、2年前滞在したとき一泊2500円だったホテルが今は一泊3800円になっています。またしても現金をほとんど持っていないのでそんなに出したら金がなくなります。
彼女もまこつも共同シャワーと手洗い便所は嫌だと言うので安いホテルを探すのが一苦労。トイレシャワーエアコン付きの部屋でWi-Fiも欲しいって、なんて贅沢な…I君にあれだけおすすめしたゲストハウスは多分ドミトリーで共同シャワートイレだぞ…
しょうがないのでダブルの部屋で一泊2500円ならよしとして、さらに何軒か飛び込みます。まこつはシングルだし適当に決めてもらうとして、あとは彼女がオッケーを出すかどうかです。
建物の奥にフロントがあるホテルを発見してもうここにしようということでチェックイン。ギリギリ予算内だし部屋もきれいだし、ここでいいでしょう。
カオサンでディナーとマッサージ
荷物を放り投げ、疲れた足を癒しにマッサージに駆け込みます。タイのマッサージは本当に安い。30分で約300円足らず。滞在中は1日3回のマッサージが日課になります。カオサンは観光地だから、多分別の場所に行けばもっと安いんじゃないかな?
マッサージ後、3人で乾杯。I君にもメールしてみたけど返事がないのできっと寝ているのでしょう。
THE マカロニクラブっていうお店。カオサン横のランブトリ通りにあるお店で、ちょっと高いけどメニューが豊富で結構美味しいので好きです。初日だし多少贅沢に飲んでもいいでしょう。
だ「まこつはアユタヤで何してたの?」
ま「夜中に着いて、先輩(日本人)とカラオケいって、ホテルとってもらってその日は寝たよ。今日は朝から遺跡巡りして、昼飯食った後バスでバンコクまで来たよ」
だ「なるほど、エンジョイしてるね。で、ほんとに寝ただけ?1人で?」ま「だっぴ、その話、ともちゃんの前でしちゃう?」
と「しちゃう、しなさい!」
ま「おぉ、そうですか…」
(彼のプライバシーを尊重して省略します)
ま「ってな感じでワンダフルナイトでした 笑」
だ「かー羨ましいな!俺もそういうのしたいよー!」
と「うぉっほん!」
だ「あ、いや、まあ何だ、楽しそうでよかったね、うん」
と「まこつおじさんは気にせずエンジョイしてね!タイ好き?」
ま「好き好き!大好き!」
純正エロガッパはご満悦の表情でビールを流し込んでおります。
彼は地元福岡で「中州の亀」という通り名をお持ちですが、これからはグローバル化だ、日本を飛び出して世界で活躍する人材にならなければならない、ということで
「俺はタイのエレファント」
になると息巻いておりました。そしてゆくゆくは
「アジアのマンモス」
と呼ばれるでっかい男に、俺はなる、と言っておりました。
知ってはいたけど改めてアホだなーと思いました。
お腹いっぱいでもう食えないけど、もうちょい飲みたい。でもほとんど両替してないからバーツが心もとない。もっと安いお店はないかとカオサンを徘徊します。
何となく入ってみた路地の突き当たりで、こっちに向かって手を振る女性がいました。
と「ねえ、あの女の子こっちに手降ってるよ」
だ「ほんとだ、あそこバーかな?」
ま「つかあの子バリ可愛いやん、ど真ん中ストライクやわ!あそこで飲もうや!」
店員「こんばんは、いらっしゃい。日本人でしょ?」
だ「おお、日本語!上手いね、なんで喋れるの?」
店員「日本大好きなの、私はA、よろしく」
ま「うひょーよろしく!さあさあ飲みましょう」
(タイ+エロ)×マネー=男の幸せ
抗えない真理はシンプルで力強く、そして美しいのです。
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