インド 18 ニューデリー、インドカレーの名店カリームホテル そして悲しい現実

インド

目を覚ますと正午でした。

いよいよ疲れがたまってきたようで、心とは裏腹に体がついていかなくなってきてます。
2人ともずっと下痢だし、今日はゆっくり体を休めながら無理なく観光することに。
具合が悪くても飲む
具合が悪くても食べる

タンドリーチキンがとても気に入ったため、また屋上のレストランへ。

何度食べても美味しい。
いっそ弟子入りしてしまおうかと思うくらい。
バターチキンカレーも好みの味で、このレストランはほんとにおすすめ。
食後はたっぷり昼寝して、夕方からチャンドニーチョークへ。
いわゆるオールドデリーと言われる地域です。
チャンドニーチョーク
ここは「銀の道」とも言われるらしく、道の両側には金銀細工のお店が並んでいます。
その他にも様々なお店が並び、大通りの両側には細い路地が張り巡らされ、とても1日では回りきれない規模です。
インドの雑踏を象徴する場所らしく、ニューデリーとは比べ物にならないカオスっぷりでした。
香水屋
歴史のある店らしく、オーダーでオリジナルの香水をブレンドしてくれます。
相談してみたけど、さすがに香料などの専門的な単語、名詞が分からなかったので今回はパス。
店にいる間ずっとお客さんが途切れない人気店で、英語が出来るなら一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
夕食は楽しみにしていたカリームホテルへ。
このレストラン、現地の人で賑わう名店らしく、一度は行った方がいいと皆がすすめてくれます。
チャンドニーチョウクからはサイクルリキシャーで移動、近くにあるんだけど、この人ごみの中歩くにはちょっと億劫です。
ガイドブックにも書いてありますが、入り組んだ路地にあるので迷わずに行くのは困難、素直に近くの人に道を尋ねたほうがいいです。
もっとも路地の前で「カリームホテルはあっちだよ」と道案内をしてチップを要求してくる方がたくさんいるので、頼まなくても誰かが教えてくれるでしょうけども。
カリームホテル
建物はいくつにも別れていて席数もあるがほぼ満席
運良く座れたので早速オーダー。
バターチキン

美味しい!

確かに現地の方で賑わうだけある。
値段もリーズナブルで量もたっぷり、味も本場のスパイシーさ。
メニューも豊富で、聞いた事ないカレーもあってどれを食べるか迷う。
周りを見渡してみると、インド人8:観光客2くらいの比率です、やっぱり現地の人が通う店は美味しいですね、安いし。
ここは是非一度行ってみてほしい、きっとお気に入りのカレーが見つかります。 

ニューデリー駅にもどると、雑踏のなかに一人のおばあちゃんが。
腰が曲がった身体を木の枝で支え、体にはぼろぼろの布を巻いているだけ。
道行く人々に銀のボウルを差し出し施しをもらう姿をみて、とても悲しい気持ちになりました。
僕たちに今出来る事はお金をあげることだけ。
財布のなかにあった100Rsを渡すと、おばあちゃんは小さく感謝してまた人ごみの中へ消えていきました。
僕たちは幸せだ。
物やお金があるからじゃない、自分で人生を決めていく自由があるから。
過去がどうであれ、今がどうであれ、これから先の未来は自分で創っていくことが出来る。
世の中にはそんな当たり前の自由がない人達がたくさんいる。
どれだけ勉強しても、どれだけ頑張っても、身分というものが邪魔をする。
生まれたときに与えられた生き方しか選べない、それがどういうものか、少しだけ分かった気がしました。

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